薫風自南来 くんぷうじなんらい と読みます。
意味を調べてみますと・・
まず現代語訳そのままの、「爽やかな風が南から吹いてくる」という、初夏の頃の気候を表す意味合いがあります。
さらに禅語として由来の意味から取ると、「風が吹いて、無駄なものがすっかりなくなったような境地」を示す、心の状態を表す禅的な意味合いがあります。
「薫風自南来」は、心の内に、余計な拘りや感情など積もっていないか、自分のことを振り返ることに気づかせてくれる言葉。
ですから、「薫風自南来」の言葉には、季節を感じさせてくれる力と、見る者に心の内を見返させる力とがあります。
と、書いてありました。
更に、この句が作られてから約200年後に、さらに理解を深めるために書かれた句が
あります。
禅語はとても奥が深く、一度聞いただけでは
現代に暮らす私たちにはすぐに理解できないものもありますが
時折、そのような句や詩に触れるのはとても良い事だと思います。
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